物忘れ・認知症55

 最近、水素健康法の人気が盛り上がっています。
 水素風呂に入る、水素を吸入する、水素サプリを飲む、水素水を飲む、どれも愛用者は絶賛する人が多いのが特徴です。良さが短時間で体感されるからでしょう。
 しかし、今や個人的なレベルを越えて、一億総半病人時代となっている国難を水素が救えるのではないか?どうしようもなく増えている老人増加に伴う認知症増加にもストップがかけられる可能性を秘めているのではないか?水素健康法をやると元気な人はさらに元気になれるのでは?長生きしている人はさらに呆けないで長生きできるのでは?と熱い視線を社会的に浴びる時代になり、テレビでも報じられるようになってきています。経済的負担も軽くすむ水素健康法で、多くの方が病気と縁が切れる人生が送れると良いですね。そんな期待を込めて今
回は、水素健康法に科学的根拠があるのかを、さらっと探ってみることにします。
 水素健康法とは?
 この世を成り立たせる物質世界はおおむね百個程度の元素で成り立っています。分子は元素の組み合わせで、元素は基本形が水素です。水素といえば、一つの陽子の周りを一つの電子が回っている姿がイメージされますね。だから原子周期律表の最初が水素です。
 この水素の軌道を回る電子の個数により、物質としての性格が左右されます。普通なら一つの電子なのに、二つの電子が回っているとかもあり得るのです。
 化学反応で酸化ということがあります。お顔のシミも皮膚の細胞膜が紫外線の作用で酸化してシミになってしまったということを聞いたことがありませんか?酸素がくっつけば酸化したというわけですが、くっつく時の電子の配置を観察すると、電子が一つ姿を消しているのがわかります。このようにして電子が奪われてしまうことを酸化といいます。この時、移動した電子が相手にくっつくと、相手には電子が一つ増えているので、これを還元されたというのです。
 鉄釘をコップの水に入れると普通、二、三日で錆びます。これは鉄の電子が奪われて酸化している姿です。この錆びた鉄釘を水素水に入れると、還元されて元のピカピカに戻ります。水素には出会った相手に電子を提供して相手を還元させる性質があるためです。
 水素水を飲んだり、水素風呂に入ったり、水素を吸入したり、水素サプリを飲んだりしていて顔のシミが薄くなったり消えたりしたことに気がついた人がいれば、それは皮膚の酸化にブレーキがかかり、還元作用が進んだお陰によると科学的に理解できますね。
 人の細胞の一つ一つは細胞膜に包まれ、この膜は自分の肝臓でつくるコレステロールが原料となったリン脂質でできています。脂質は構造的に電子を奪われやすく、つまり、酸化されやすく、酸化してある程度まとまって壊れていけばシミになるのです。
 しかし、壊れかけたとしても、電子を十分に与えれば還元現象が起きて、シミは姿を消して元に戻るということが起こり得るのです。
 水素だけが還元現象を起こさせるわけではありませんが、水素はその簡単な構造から、還元現象を起こしやすい特異な元素なのです。この水素固有の性質に着目して、人体の中で起きてしまう酸化現象にブレーキをかけ、還元現象に持っていこうというのが水素健康法で、今から十年前くらいから少しずつ人気になりはじめました。
 それが今年は水素元年という人がいるくらい、ブレークしはじめているのです。

 活性酸素が 万病の元ならば…

 大概の病気は、局部にしつこい炎症を起こしています。この炎症は、病気が治っていく過程で起こることもあり、一概に悪いだけとも言えませんが、炎症が破壊力を持っていることは確かです。火事のような要素もあり、炎症が広がって、手の施しようがないほどになれば命の問題になりかねません。火事ではきれいに焼け野原になれば、次は復興の局面がまわってくることもありますが、生体では、耐えきれない痛みや苦しみ、後遺症が伴ったり命の問題になるので、ボヤのうちに消炎した方が良いですね。
 この炎症は殆どの場合、激しい酸化現象で、犯人は活性酸素であると聞いたことはありませんか?出会った相手から激しく電子を奪い取るタイプの構造を持ったある種の酸素、これを活性酸素と呼びます。体内に紛れ込んできたウイルスやら病原菌なども、この活性酸素は激しい酸化力で殺してくれるので、活性酸素が悪いものとも一概には言えませんが、まともな細胞に接触して電子を激しく奪い取られると、正常な組織が酸化して壊されていきます。
 活性酸素にも種類がありますが、病的炎症を引き起こし、なかなか消去が難しいヒドロキシラジカルという種類の活性酸素が起こす激しい酸化で起きる炎症は、火事の延焼のように酸化の連鎖がドミノのように広がってしまう危険が付きものなので、要警戒です。このヒドロキシラジカルを鎮めて単なる水に変えてしまえるのが水素なのです。こういう燃え盛る火事の現場に水をかけて消火するように、水素を巧みに使えば燃え盛っていたり残り火でブスブスしている生体の炎症も鎮まっていくことが期待できます。活性酸素を消せるので活性水素とも呼
ばれます。薬じゃないのに薬以上に効く、副作用がないと、最近では医学や薬学の最先端の研究者にも、自分や家族の病的トラブル解消には水素に限るとばかり熱い視線をおくる人が増えています。
 万病の元は活性酸素という言葉は、難病の原因を言い当てている面が強いのです。この活性酸素を水に流す能力を持っているのが水素です。

 論より証拠

 効くか効かないか?など重箱の隅をつつきあってサロン風に議論するのも結構ですが、人生を託す時間の流れは意外と速いもの。人々が取り組み始めてはや十年たっています。この間に、取り敢えず危険性はなかったなと判断して、ご自分で試してみればよいのです。初めての人体実験というワケではないのですから、大仰な勇気はいりません。沢山の感動的な体験談が宝の山の如く、すでにあります。あなたも体験するのにそんなに時間はいりません。体温計とか血圧計とか、手近な測定機器も動員したり、医療機関による健康診断データも並べてみる
など、できるだけ客観的にデータを集めて観察してください。好奇心を持って体験してみれば、数週間もしないうちに客観的にも主観的にも、違いがハッキリわかることでしょう。ある程度年がいっている人は、ふくらはぎの血管の様子とか、顔色、ツヤ、皮膚の様子なども観察して使用前、使用後を比べてみましょう。
 この十年の体験談で注目されているのは、認知症関連の信じられないくらい好ましい体験談が多いことです。年をとっていくのはしょうがないけど、呆けたくない人はお早めにお取組みを。一昔前からいわれていることに、呆けた人が亡くなって解剖してみたら脳のシワにシミが多いということがあります。手遅れといわれるほどひどければ仕方ないかも知れませんが、そこまでいってなければ元に戻ることは期待して良いのです。見て分かる顔のシミが薄くなり、消えていく人は、見えなくても脳のシミも同時に薄くなり消えていく人なのです。脳卒中
で言葉を失った人が水素健康法に取り組んでいたら言葉が復活したという話も感動的です。水素はその大きさ(小ささ)の性質上、簡単に皮膚も消化管の粘膜も通過できるし体内を超高速で移動できるのです。胃の中の水素イオンは次の瞬間、脳に移動して作用することは物理的にあり得ることです。場所は脳中でもシミも血栓も酸化のなれの果てということになれば、還元反応が酸化をほどいて元に戻してくれるということは理に背いているわけではないので起きたとしてもあり得ない話ではないのです。物理学の法則に反しているわけではありません。
科学的根拠はと問われれば還元作用にその機序が見いだされるのです。そういえば還元とは「元がえり」という意味ですね。  病気で泣かないように、天寿一杯元気に暮らすために、水素の力を活用すれば、国家の赤字原因の一つである国民の医療費は大幅に減り、この水素の技術を輸出すれば世界の人を救いつつ国の黒字も増やせます。水素元年を救国元年にしたいものですね。