物忘れ、認知症A

腸に炎症を起こさせない

 腸内悪玉菌から全身を守るためには、まず腸に炎症を起こさせないのが大事ですが、そのためには臭いおなら・ガスをつくらないのが一番です。
 ヒトの腸がくねくね長いのは草食動物時代の名残りですから、唾液・胃液・腸液に出てくる消化酵素はその名残りを引きずっているので、もともとの能力・特性からいって植物性食品の消化は得手ですが、高度に進化していて分子構造も複雑な動物性の食物は消化は苦手というか、うまくいきにくい人が多いのです。
 特に島国で暮らし、四ツ足の動物はあまり食べてこなかった日本人は、殆どこの部類です。海で囲まれた日本人が食べてきた魚は、動物性ではありますが、進化の歴史から見て、そのタンパク質は割合と構造が簡単で、食べ過ぎなければ日本人は比較的上手に消化できますし、その油脂も、体温の高い鳥、豚、牛の油脂に比べると体温が低い人間の体内でも比較的流動性が保持されやすいといわれています。
 ヒトは雑食の歴史が長いので、動物性食品が全く消化できないわけではありませんが、調子に乗って食べ過ぎると消化に失敗し、たちまち腸内で腐敗し、排便の臭い、ガスの臭いが悪臭を放つ人が多いのです。
 アンモニアガス・硫化水素ガス・インドール・スカトールその他の悪臭はガスであるが故に浸透性がすごいのです。簡単に血中濃度が測れるくらいに上がります。数十秒を待たずして張り巡らされた血管をも浸透して脳にも流れ込むといわれています。脳の血管も細胞膜もガスは浸透させてしまいます。
 これらのガスはフリーラジカルが玉突きで起こす酸化の引き金も引きます。脳動脈壁内に仕込まれている筋肉に痙攣も起こさせ、その発作の衝撃で脳の血圧を驚異的に上げ、脳出血を起こさせる原因にもなります。
 また、脳梗塞を起こさせて呆けの原因にもなることがあります。脳を傷つけたくなければオナラが臭くなるほどの動物性食品は食べない、量を減らすということをいつも忘れないようにしましょう。
 これも忘れて、ついついグルメというのは、現代人のおかれている困った姿なのですね。

腸を冷やさない

 腸を巡る危険、つまり悪玉腸内細菌が腸の壁をすり抜けて、全身を巡る血液やリンパ液の流れに乗るほどバリアが壊れるのは、腸壁の炎症のほか、37度あるべき腸壁の温度が下がってしまったときにも起こるといわれています。
 一番の対策は、お腹を冷やさないこと。
 一番危ないのは、冷たく冷えた水をがばがば飲むことです。水は比熱が高く、温まりにくいのです。夏でも冷やしたビールはいただけません。胃袋はトンネルし、すぐ腸に流れ込んでいきますから、しばらくは腸内細菌は腸壁をフリーパスして全身を巡る旅をしてくれます。悪玉菌なら最悪です。
 脳に棲みつけば呆けのもと、膵臓に棲みつけば糖尿病のもと。「冷たい物は冷たい内に召し上がれ」といわれたら、「あんた呆けなさい」といわれているも同然なのに、喜んで従っている。
 そういう意味ではアイスクリームや氷を浮かべたお酒、ジュースなどは最低の危険な飲食物です。家庭の電気冷蔵庫も使い方によっては、呆け大国をつくる三種の神器です。
 皆さんのまわりですでに呆けている人たちを観察してみましょう。冷たい物大好き人間やら、臭いオナラをする肉卵食べ過ぎ人間が多いはずです。前車の轍を踏まないようにいたしましょうね。

呆けが治る話はよくある…

 さて、すでにだいぶ呆けてきていた人が、微量栄養素を総合的に毎日キチンと摂れるサプリメントを活用していたら、見る見る呆けが治ってしまったという話は、ご本人とご家族の喜びの体験談として結構、頻繁に聞きます。
 お医者様のところに出向いて血流を良くしたり、アルツハイマーの人に良いといわれるお薬を処方されて薬漬けになっていく前に、優先的に栄養療法を試みられたら良いのになと思うのは、こういう体験談が度々あるからです。
 血管もまた新陳代謝がうまくいけば、いったん老化が進んでボロボロになりかけていたところも自然に、巧みに修復されて若さを取り戻すことは可能です。そこが栄養療法の長所です。
 ヒトの食性に思いをいたし、植物中心の食事に切り換えるとともに、人体内で補酵素の役目をする微量栄養素はすべて万遍なく摂る、アルミなど特に脳に心配な有害金属は極力摂らないようにしましょう。

フィジオスペクトで視認を!

 「せせらぎ」に3台置いてあるドイツ波動医学をベースにソビエトロシアで開発されたフィジオスペクトで脳部や脳血管の評価は画像で実に詳しく見ることができます。素人でも扱い方を教われば10分もしないうちに、自分の脳の波動情報を詳しく知り、それを望ましい状況まで改善の手が打て、その効果の程を画像で確認できるというのを、将来の呆けが心配な方は是非お試しいただきたいと思っています。