健康セミナー健康講座

─ヒトはなぜ生活習慣病になるのか
その1 生活習慣の何が問題になるのか ──電磁波

強すぎる電磁波も 生活習慣病の原因に

 今の人は、パソコン、蛍光灯、テレビ、医療機器、ヘアドライヤー、IHクッキングヒーター、携帯電話、高圧電線、家庭内電気配線などで結構な量の電磁波を浴びてしまうようになりました。
 便利な電化生活を送るようになると、目には見えませんが、大なり小なり、いやでも電磁波を浴びる生活を送るようになります。
 何となく調子が悪い、といううちはまだ大した被害は受けていません。そのうち、頭痛、不眠、めまいなどを起こす人が出てくるのです。平衡感覚障害、慢性疲労になる人もいます。冷や汗、胸痛、不整脈、動悸、吐き気、しびれ、ひどい時はけいれんなどを起こす人もいます。
 医者にいくと電磁波過敏症という病名をもらう人も出てきます。そこまでいかなくとも、意識するかどうかは別として、ストレスを受ける人は多いはずです。

よくいわれる 電気製品と症状の 関係

電話…長く話していると気分が悪くなる、吐き気、めまい、首のこり、疲労感。
コードレス電話…頭につきささるような感覚。
冷蔵庫…モーターの回っている時、グラッとくる。
洗濯機…モーターの回っている時、グラッとくる。
ドライヤー…使い終わっても数時間手がビリビリしている。
パソコンOA機器…まず目にくる。チカチカ、目の奥の強い疲労、平衡感覚障害、首のこり・はり、吐き気、イライラ、のどの痛み。また、マウスをさわっている手がビリビリする。臭いにも反応。OA機器をたくさん置いてある部屋では強く反応する。
携帯電話…着信時に特に耳の奥の方、頭部の中につきささるような感覚。 蛍光灯…真下にいるとグラッとくる。目がまぶしい。たくさんある部屋はそれがもっと強くなる。
配線…数多くあるとグラッとくる。
高圧線…真下を通った時、気持ちが悪くなる。手足が冷たくなり、手足に発汗、吐き気、めまい、ものすごい体の疲れ、目の充血。
ステレオ…ステレオのある部屋で聴くと(特にCD)皮膚のざわつき、皮膚にあたる感覚、平衡感覚障害、手足が冷たくなる。また高音や重低音にも反応する。
車…前の席は気持ち悪くなったり息苦しくなる。胸の痛み、刺激。後ろの席に座るとまだよい。
電車…走り出すと特にエアコンがついている時、強く反応する。
 読者の皆様の中にも、ひょっとしたら自分の不調は電磁波のせいかもしれないと思える方が出てきても不思議ではありませんね。

化学物質過敏症と よく似た 電磁波による 健康障害

 電磁波による障害を受ける人の訴えは、微量の化学物質によって障害を受ける人の訴えと、かなり似た部分があるといわれます。
 微弱な電磁波(電場または磁場)を浴びることで頭痛、胸痛、めまい、吐き気、あるいは発作を起こして倒れてしまうこともあるのです。
 こうした症状は、化学物質過敏症でも同様の症状を起こしているケースが多く報告されています。
 化学物質過敏症は、農薬・殺虫剤、新建材の接着剤の他、水道水などの塩素、インクの臭い、食品添加物などが原因物質となります。
 アレルギーならぱ免疫システムが異常を起こしますが、化学物質過敏症は自律神経の異常を引き起こすといわれています。アレルギーよりもはるかに微量の原因物質に反応してしまうわけで、電磁波も同様の自律神経異常を引き起こしているのではないかといわれています。

電磁波から身を守る

 熱海のお元氣保養所「せせらぎ」では、自律神経のバランスを整えるために、食事療法をはじめ、さまざまなメニューをご用意しています。
 その中には家庭用電気を使い、体を芯から温まっていただく遠赤外線装置もあり、スピーカーを使った音楽療法もしており、保養に来られる方には、このような電気による不調が出ないよう、電磁波から身を守る工夫をしています。
 具体的には、電気を外線から取り入れる配電盤内のブレーカーと、そこから最も遠位にあるコンセントにコンビでつけるタイプの「電磁波中和装置」を働かせています。
 人工的な家庭用電気電流がもたらす振動というか波動は、生物の細胞ないし遺伝子レベルの自然な振動ないし波動とはかけ離れて強く、波動の形も大きく違います。生物にも電気現象があり、その自然の振動ないし波動があるとしても、比較すれば桁外れに微弱なので、感電もするような家庭用電気には負けるのです。
 このような装備をしていると、冷蔵庫の食品が中和された電磁波の中に貯蔵されるので、食品が長保ちし、食味も増したり、野菜なども傷みがくるのがかなり遅れます。
 こうした結果を見ていると、電磁波が人間様に及ぼす悪影響もかなり削がれ、穏和になり、敏感な人も障害の出方が緩和されるのは当然とも思えます。